【宮崎駿監督のこだわり】ジブリ映画に登場する車を調べてみた!

ジブリといえば、誰もが知る国民的アニメ映画。

何度見ても楽しめる作品で、今でも金曜ロードショーなどでジブリ映画が再放送となると、つい見入ってしまいます。

また大人になった今見るからこそ、昔とは違った視点で物語を楽しめたり作品の奥深さに気付かされたりします。

今回は、意識して見てみるとより楽しめる!ジブリの作中に登場する車を紹介して行きたいとと思います。

その前に、まずは宮崎駿監督について少し。

車好きな宮崎駿監督

ジブリ作品の監督といえば、やはり宮崎駿監督。実は、宮崎監督はかなりの車好きです。。

作中の車が登場するシーンの中には、宮崎監督のこだわりが沢山つめこまれています。

宮崎監督の愛車は「シトロエン2CV」に乗っています。

そして個人事務所の社名が「二馬力」というのですが、こちらの「二馬力」はシトロエン・2CVの愛称でもあります。

社名を愛車名にするなんて、相当な車好きでないとしないはず。

 

そして以前は、自動車専門誌に車体験漫画を寄稿していた程車好きだそうです。

宮崎駿は1987年公開『紅い眼鏡』のパンフレットに自分が脚本で押井が監督するはずだったアニメ映画がつぶれてスケジュールが空いたときに二人で知床まで自動車旅行をした話、「押井さんについて」を寄稿している。

引用wikipedia

 

そんな大の車好きな宮崎監督。作中には車への愛・こだわりが感じられます。

ジブリ代表作品に登場したの車

となりのトトロ

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誰もが知っているとなりのトトロ。1988年(昭和63年)に公開されて映画でありながらも、今現在も度々再放送される名作です。

トトロの再放送を見ると私は小学生の頃に授業で鑑賞したのを思い出します。

現代において授業の一環で見る、民間のアニメ作品って、本当にジブリくらいでは無いでしょうか?

それくらい、この作品の素晴らしさや国民に愛される理由がわかります。

そんなとなりのトトロで登場する車がこちら!

ダイハツミゼットDK

ミゼットMidget)とは、ダイハツ工業1957年(昭和32年)から1972年(昭和47年)まで生産・販売していた軽自動車規格の三輪自動車である。

引用 wikipedia

 

冒頭のサツキとメイを乗せ、お父さんが運転する引っ越しのシーンでこちらが登場します。

ミゼットという車種はおもちゃのような見た目でレトロでかわいらしいですね。

三輪自動車で引っ越しシーンを書くって、車に詳しくないと発想が湧いてこないと思います。

~番外編~

こちらは、1949年10月からトヨタが生産した中型バスで、戦後最初に開発したバスだそうです。

こちらもなんともレトロで、ノスタルジックです。

こういったちょっとしたワンカットも車種がわかると楽しめますね。

魔女の宅急便

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魔女の宅急便にはたくさんのクラシックカーが登場します。

こちらの作品は「二度の大戦を経験しなかったヨーロッパ」というテーマがあります。

ですので作中に登場する車はヨーロッパのレトロカーです。

シトロエンが愛車の宮崎監督のレトロカーへの愛が感じられる作品です。

いろんなカットで車が紹介さているので、その中から車種をいくつか紹介します。

シトロエン・トラクシオン・アバン

トラクシオン・アバンまたはトラクシオン・アヴァンTraction avant )は、フランスの自動車メーカーシトロエン1934年から1957年まで製造していた前輪駆動乗用車およびその派生シリーズを指す通称である。

引用 wikipedia

 

 

 

 

上記で紹介した以外にも、たくさんのクラシックカーが登場しています。

ヨーロッパ車好きはこのカットのこの車は何の車種だろう…と気にしながら鑑賞するのも良いですね。

おもひでぽろぽろ

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おもひでぽろぽろは東京生まれ、東京育ちで田舎に憧れていた27才のタエ子が、小学5年生の自分と出会う物語。

ジブリの中でも、日常系といいますか、どこか懐かしさを感じ心がじんわりするこの作品。

この作中は、車のシーンはワンカットのみではありません。

トシオがタエ子をのせ運転するシーンにスバルのR-2が使用されています。

スバル・R-2

スバル・R-2は、1969年8月15日に富士重工業スバル・360の後継車種として発売した車である。キャッチコピーは「ハードミニ」。

引用 Wikipedia


このトシオの運転シーンは、よく覚えている方も多いのでは無いのでしょうか。ミッション車ならではのエンストのシーンや車内での会話。

R-2のシーンは大変だとは想像していましたが、こちらのツイートをみて「バインダー一冊分」という数字を見ると

手間暇かけて作られたシーンというのが、伝わります。

千と千尋の神隠し

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こちらの作品もファンがとても多い名作ですよね。

子供の頃は、少し怖いけれど続きが気になりビクビクしながら見ていました。

千尋が異世界へ行ってしまう話だから車が登場したシーンなんてあったっけ…?そう思う方もいるはず。

実は、あります!

冒頭シーンの現実世界で千尋と家族が車に乗って森の中へと進み、そのまま神々が住む世界へと迷い込む

そして千尋が家族を取り戻し現実世界へ帰ってた終盤のシーンで登場します。

そちらのシーンの車がコチラ!

アウディ・A4 クワトロ

A4(エーフォー)は、ドイツの自動車メーカー、アウディが製造・販売するFFベースの(Dセグメント自動車である。アウディ・80(北米ではアウディ4000と呼ばれた)、アウディ・90に代わって日本では1995年に導入された。

引用 Wikipedia

みなさん1点お気づきでしょうか?

そう、こちらの作品内ではしっかりアウディのエンブレムが車に描かれています。

今まで紹介した他のジブリ作品の中で最も忠実に再現しているのではないでしょうか。

そして、エンドロールには協力企業として「アウディジャパン」の記載が…!

アウディジャパン協力の元、ドアの開閉音や走行音を録音し使用していたとの事です。

車と作品に対する愛が…凄すぎる…。本格的です。

猫の恩返し

スタジオジブリの作品『耳をすませば』の主人公である月島雫が書いた物語という位置付けのスピンオフです。

こちらでの車の登場シーンは、作品の序盤に主人公のハルが

猫が車に轢かれそうな所を助ける際の街中に出てきたシーンです。

短いカットにも懐かしい車がたくさん。2000年代の懐かしい街中の雰囲気がでています。

Toyota Fun Cargo 001.JPG

トヨタ・ファンカーゴ  

Suzuki Kei 001.JPG

スズキ・kei

Honda STEPWGN (1st & 4th generation) front.JPG

ホンダ・ステップワゴン

1996-1998 Toyota Ipsum.jpg

トヨタ・イプサム

1987 Toyota Townace.jpg

トヨタ・タウンエース

日野・レンジャー

 

いかがだったでしょうか?

ジブリ作品には宮崎監督の車に対する愛やこだわりが詰め込まれた作品がたくさんあります!

上記に紹介した以外にも、まだまだありますので今後鑑賞する際はそういった視点からも見てみると

新たな発見や気付きがあり、今まで以上に楽しめるはずです。

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